iLocalize は、Mac OS X および iOS アプリケーションの開発者と翻訳者の双方に役立つようデザインされています。ここで言うアプリケーションには、一般的なアプリケーションと、フレームワーク、バンドル、さらには通常のフォルダを含みます。The only requirement that iLocalize の動作要件は、言語フォルダ (例: English.lproj もしくは fr_CH.lproj) にローカライズされたリソースが配置されていることだけです。このセクションでは開発者と翻訳者が共通で使用するワークフローを説明します。
開発者のワークフロー
開発者はアプリケーションをローカライズするにあたり、典型的には以下のようなワークフローに従います:
- Xcode でアプリケーションをビルドします
- 翻訳者にアプリケーションを送付します
- ソースとしてアプリケーションを使用して、iLocalize で新規のプロジェクトを作成します
- 翻訳者が翻訳に従事している言語ごとに新規言語を作成します
- 翻訳者から翻訳されたアプリケーションを受け取ったら、プロジェクトを更新します
- すべての言語でプロジェクトを更新したら、プロジェクトを書き出して、アプリケーションの完全翻訳版を作成します
アプリケーションの新しいリリースを作成した場合:
- 翻訳者に新しいアプリケーションを送付します
- この新しいアプリケーションでプロジェクトを更新します
- 翻訳者から翻訳されたアプリケーションを受け取ったら、プロジェクトを更新する
- すべての言語でプロジェクトを更新したら、プロジェクトを書き出して、アプリケーションの完全翻訳版を作成します
注意: このセクションで言う開発者とは、アプリケーションを作成するのに責任を負う個人またはグループを言います。
翻訳者のワークフロー
翻訳者はアプリケーションをローカライズするにあたり、典型的には以下のようなワークフローに従います:
- 開発者から受け取ったアプリケーションを使って新規プロジェクトを作成します
- 翻訳を行う言語を作成します
- iLocalize で使用できるツールを使って言語ファイルを翻訳します
- 翻訳が完了したらアプリケーションを書き出して、開発者に送り返します
アプリケーションの新しいバージョンがリリースされた場合:
- 新しいアプリケーションでプロジェクトを更新します
- 翻訳が必要な新しい語句を翻訳します
- 翻訳が完了したらアプリケーションを書き出して、開発者に送り返します
注意: このセクションで言う翻訳者とは、アプリケーションの翻訳とローカライズに責任を負う個人または個人のグループを言います。
バージョン 3 からの変更点
- バージョン 3 にあったインスペクタは、バージョン 4 ではプロジェクトウインドウ内部に統合されました
- 用語集や、プロジェクトの一部に対して、様々な形式で読み込みと書き出しができるようになりました: TMX、XLIFF、TXML、.strings
- スマートフィルターが、新しい属性エディタのおかげで、完全にカスタマイズ可能になりました
- マルチコア機でのパフォーマンスの向上